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刺繍生地を整える

  1. 帯作りは届いた刺繍生地を一枚一枚点検するところから始まります。
    時にはこの時点で、思わぬハプニングに出くわします。

例えば、布に貼ってあったシールをめくると、ボールペンの文字が裏写りしているのが見つかりました。

でも、大丈夫。
ボールペンのインクは、お化粧を落とすオイルクレンジングと、台所用中性洗剤で落とせます。

まず表から。綿棒で丁寧にオイルクレンジングをにじませ、浮き出たインクを乾いた別の綿棒で移し取ります。
白いタオルやキッチンペーパーの上に、布の裏側を上にして置きます。
今度は裏から綿棒でオイルクレンジングを叩くようににじませ、下のキッチンペーパーにインクを移します。
常にキッチンペーパーの乾いたところに移動しながら、インクが移らなくなるまで繰り返します。
台所用中性洗剤を、綿棒で表側からなじませます。
ぬるま湯で優しくもみ洗い。
タオルを押し当てて水気を吸わせ、ドライヤーで乾かせば完成です。
すっかりきれいになりました。

また、刺繍の中に糸浮きを見つけることもあります。

でも、大丈夫。
「ほつれ補修針」があります。
これを使えば、飛び出た糸を、裏側に引き込むことが出来ます。

写真の通り、すっかりきれいになりました。

一枚一枚の刺繍生地を丁寧に見ると、それぞれに特徴があり、刺した職人さんの個性を感じます。
遠く離れた、まだ見ぬ職人さんと対話しているような気持になります。
この刺繍を、大切に帯に仕立てよう。
改めて、そう思いました。

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